蛇喰山(じゃばみやま)は、昭和33年の狩野川台風の時、狩野川の異常な出水のため、山が分断され一大峡谷となったところである。
蛇喰山一帯は、極めてもろい軽石質火山灰の堆積土でおおわれ、かつ東側筏場川沿いには、昔の神代杉発掘の洞窟が無数に残り、堤防を決壊した出水が洞窟に流れ込んだため、山が侵食された。山崩れは9月26日の午後7〜9時の間と推定される。
台風後、蛇喰山には多くの見学者が訪れ、また、映画の撮影が行われた。今は決壊場所は修復され舗装道路ができ、植林され、ワサビ田が見られる。
蛇喰山という名称の由来は定かではない。 |