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 上白岩遺跡

上白岩遺跡〔国指定史跡〕(元村)

 この遺跡は縄文中・後期にかけての複合遺跡で、今から3,000〜4,000年前の遺跡である。
 配石遺構は、環状列石、帯状列石、石組に分類でき、特に
環状列石は極めて貴重なものといわれる。大きな石や長い石を中央に置き、周辺を頭大の石で囲むという、いくつかの単位から構成されている。
 個々の中央部に配置した石は当時直立していたものと考えられる。列石に使用された石は河原の自然石だけでなく、石皿、石棒などの石器類があり、特殊なものでは、自然石の一端を亀頭状に研磨したものが含まれている。時期は縄文時代後期初頭であり、完全な形で残された環状列石の発見は東海地域では初めてのことである。また、四基の住居跡も確認された。
 土壙との重複や住居址との重複などで一部が壊されているが、中央に石組みの炉がはっきり残っているものもある。更に約六十基の土壙群(墓と考えられる)、埋葬に用いたと考えられる
埋ガメ等が出土した。環状列石は、その意味がまだ完全に解明されていない。美しい山を崇拝した古代人の山岳信仰の祭りの広場とか、大規模なお墓の集まりであるとの説がある。



1 上白岩遺跡公園
2 出土された遺物の数々
3 伊豆市資料館


1 上白岩遺跡公園
  (石が丸く並んでいるケロ。)
  (あれが環状列石なんだねブー)

上白岩遺跡全景

たて穴式住居の復元


2 出土された遺物の数々
●埋ガメ
(中から人骨紛が発見されたケロ。子どもの埋葬用らしいケロ。)
●土器
(たくさん発見されたんだねブー。ドキドキするブー。)
(…………。)
●人面把手(じんめんとって)
(左上に人間の顔みたいな土器があるケロ。)
(これらはとっても貴重な資料らしいブー。)
●石皿(いしざら)
(このお皿と丸いすり石で、木の実を割ったりすりつぶしていたらしいケロ。)
(調理用具だねブー。)
●打製石斧(だせいせきふ)
(石の斧だブー。)
(土を掘るときや、獣の骨と肉を分けるときなどに使われたんだケロ。)
●石鏃(せきぞく)
(これは矢じりだケロ。)


3 伊豆市資料館
(ここには上白岩遺跡で発掘された遺物がたくさん展示してあるケロ。)
(他にも古い民具や化石なんかも見られるブー。)
(館長さんの楽しい話もた〜くさん聞けるケロ。)
(ここに来れば中伊豆の歴史が一目でわかっちゃうブー。)
〒410−2502静岡県伊豆市上白岩425−1
TEL 0558(83)1859
入場料 無料   ※休館日は水曜日と木曜日です。